2024年から新たに作成されたWACAの認定資格、「初級ウェブ広告マネージャー」を早速受験してきました。
結果は78%で合格。
今回は「初級ウェブ広告マネージャー」について、どのような知識を学べて、試験ではどのような問題が出題されるかをご紹介します。
初級ウェブ広告マネージャーとは
初級ウェブ広告マネージャーは、一般社団法人ウェブ解析市協会(WACA)が主催する認定資格の一つです。
初級ウェブ広告マネージャーの認定資格自体は2024年2月から始まったもので、それ以前は講座の開催のみ行われていました。
初級ウェブ広告マネージャーの資格で必要とされる知識は、有料検索やディスプレイ広告、SNS広告などを含めたデジタル広告の運用設計や、各広告でできることについてです。
「初級」とありますが、ウェブ広告マネージャーの資格試験は2024年2月現時点では初級のみの開催となっています。
「上級」は講座の開催は行われていますが資格試験は現時点では存在しません。
その上の「エキスパート」は、まだ講座も開催されていないようです。
WACAの主催する資格試験の代表として、「ウェブ解析士」がありますが、内容重複はほとんどありません。つまり、ウェブ解析士をとっていても、この資格を改めて取る価値は十分にあります。
初級ウェブ広告マネージャーで扱う内容は?
先述の通り、「有料検索やディスプレイ広告、SNS広告などを含めたデジタル広告の運用設計や、各広告でできることについて」です。
内容をさらに列挙すると、
- 広告オークションの仕組み
- 広告出稿の際に気を付けるべきこと
- 出稿に必要なアカウントや広告の運用管理について
- 広告の種類や課金方式について
などの幅広い内容が対象となっています。
初級ウェブ広告マネージャーの難易度や勉強時間は?
WACAに限らず一般的な資格試験の中で、難易度は「少し簡単」です。勉強時間は20~30時間です。
簡単ポイントとしては、「試験範囲がテキスト一冊分(ただし約470ページ)」であることと、「前提知識がなくても取り組める」ことです。
難しいポイントは、過去問がなく、試験特化の勉強ができないことです。
過去問を解けないため、テキストを読んで根本をきちんと理解する必要があります。
(試験としては取り組みにくいですが、本来の勉強目的を考えると良いことですね。。)
初級ウェブ広告マネージャーの試験形式は?
90分60問で4択問題が出題されます。
ウェブ解析士と同じく、半月ほど前に申し込んで期間内に受験することとなります。
受験は自宅PCにて行います。合格ラインは7割です。
受験中に公式テキスト、講座スライド、計算機などを利用することが許可されています。
どんな問題が出る
テキストそのままではなく、自分で考える必要のある系統の問題が出ます。
傾向としては、「○○ためにとるべき打ち手として最も適切なものを選びなさい。」や「○○について質問を受けました。回答として最適と考えられるものを1つ選んでください。」などの問題が多く出題されます。
勉強方法について
そもそも打てる手が少なく、「公式のテキストを読んで自力で挑む」か「講座を受ける」の二択になるでしょう。
公式のテキストを読んで自力で挑む場合
私はこちらの方法で受験・合格しました。
具体的には、テキストを1読(最初から最後まできちんと目は通したが、1週のみ)をしました。
テキストの内容がテスト問題に直結しているわけではないため運要素は強く、余裕を持った確実な合格をするには、さらにもう一周はテキストを読んで根本的な理解を固めておく必要があります。
※テキストは量が多く辛いですが、最低でも1週は読んでおきましょう。
なお、WACAの会員は無料で公式テキストを手に入れることができます!
取得はマイページから行うことができます。マイページに100%OFFのクーポンコードが配布されているため、クーポンコードを利用して購入手続きをしましょう。
講座を受ける場合
WACA公式のオンライン講座が定期的に開催されています。
自力での学習が厳しそうであれば講座も受けてみるとよいでしょう。
また、テキストは470ページほどぎっしりあるため、短時間で取得したい人にもおすすめです。
申し込み方法
申し込みから約半月~一カ月後しか受けることができないため、早めに申し込んでおきましょう。
申し込んでから勉強を始めても間に合います。
上記の公式ページ(バナークリックで開きます)から、画面上部の「学ぶ」->「ウェブ広告マネージャー講座」を選択します。
初級ウェブ広告マネージャー講座の欄にある「試験を受ける」をクリックします。
※「試験を受ける」には講座は付いてきません。
表示されたページで試験を確認し、申し込みしましょう。
まとめ
初級ウェブ広告マネージャーでは、デジタル広告運用にまつわる知識を習得できます。
テキストの文書がそのまま出題されるのではなく、思考を必要とする問題が出題されます。