簿記3級に短期間で独学で合格できるおすすめの勉強方法

簿記3級の勉強方法 自己研鑽

今回は、2023年に取得した簿記3級について、合格までの勉強方法をお話ししようと思います。

勉強時間は約3週間(時間にして約70時間)で、点数は84点です。

ちなみに現在は簿記2級を勉強しており、その上での振り返りも含めてお伝えしていきます。

簿記3級とは?

日本商工会議所が主催している資格試験です。

簿記の資格は「日商簿記」、「全商簿記」、「全経簿記」の3種類あり、初見の人はどれを受けるのが良いか分からないかもしれません。
※私がそうでした。

簿記の資格として最も一般的なものが、この「日商簿記」です。

なので、迷ったら「日商簿記」を選べば間違いないでしょう。

また、日商簿記の3級は「商業簿記」と言われているのを聞いたことがあるかもしれませんが、簿記を勉強する前だと何を言っているか分かりませんよね。

あまり気にしなくて大丈夫ですが、説明しますと、

「商業簿記」は、物の売買を記録するもの

「工業簿記」は、材料費、加工費、販売費を記録するもの

といった感じです。

簿記2級から、工業簿記も試験範囲に入ってきますが、簿記3級は商業簿記のみです。

簿記3級の難易度は?

簡単と普通の間くらいです。

必要勉強時間は70〜100時間です。

合格率は30〜40%ほどです。

ちなみに、簿記2級は難しいに位置します。
※冒頭では勉強中と書きましたが、簿記2級は現在しれっと1回落ちてます。。。(´・ω・`)

簿記3級の試験形式は?

試験時間は60分で、電卓の持ち込みが可能です。

受験方法自体は、以下の2種類の方法から選択できます

  • 商工会議所で紙で受験
  • テストセンターでPCで受験

ちなみに私は簿記2級を含めると、両方の形式で受けたことがあるため、メリットデメリットを挙げます。

商工会議所で紙で受験するメリット

問題文に直接メモ書きできることが最大のメリットです。

また、商工会議所では年3回の限られた日に前もって申し込みをすることになるため、一回の重要度が増し、きちんと勉強する気持ちが高まります。

さらに、PCは机にキーボードとマウスとメモ用紙と持ち込んだ電卓があるため、とても狭いのですが、紙受験は広くスペースを使えます

テストセンターでPCで受験するメリット

随時受験できること、受験3日前まで日程変更可能なことが最大のメリットです。

また、試験結果は即時出るため、結果を見て次の行動にすぐに移れます。

加えて、(私の場合だけかもしれませんが、)商工会議所に比べてテストセンターの方がアクセスが良かったです。

どんな問題が出る?

仕分け問題や補助簿、精算表の作成などが出題されます。

いずれも選択問題ではなく、数字を自分で記入することとなります。

大問は3つで構成され、最後の大問では、試算表か精算表の作成という、少し時間のかかる問題が出題されます。

部分点はあるものの、序盤でミスをしてしまうと点数としてもかなり辛くなりますので、気をつけてください。

ちなみに、時間はあまり余裕はないです。

勉強方法について

以下の本1冊で合格できました。

テキストと問題集が1冊に入っているため、この本だけで、合格できるレベルになります。

(スクール代なしはもちろんだし、2冊買わなくていいからお財布に優しい(*’▽’*))

テキストを紹介しながら勉強方法を説明いたします。

スッキリわかる 日商簿記3級

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テキストを読み、該当章の演習問題を解く

テキストと演習を交互に進め、本を1周しましょう。

この際、必ず実際に手を動かすようにしてください。

本番は、紙受験とPC受験のいずれも自分で数字を記入することとなるため、必ず慣れておきましょう。

もう一度全ての演習問題を解く

今度はテキストを読まずに演習をもう一周します。

ここで間違えた問題はマークしておき、完璧に解けるまで繰り返しましょう。

2回間違えた問題は2回解けるまで繰り返すなど、一度解き直した瞬間だけではなく、その後も解けるようにしておきたいです。

当日の解答イメージをしておく

可能ならば予想問題集を解いた方がいいです。

が、私はサボって解いていません。

代わりに、当日の問題を解く順番と時間配分を決めておきます。

以上が私の勉強方法です。

テキストや演習問題と、実際の試験の問題の難易度は同じ程度のものであったため、この本1冊で十分に対策可能です。

※一方、簿記2級は他の本で対策したのですが、難易度乖離していました。
 ええ、言い訳です(´・∀・`)

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簿記2級の勉強を踏まえて

簿記2級では、簿記3級の知識は全て知っている上で、応用を学ぶことになります。

私は簿記2級の勉強の過程で簿記3級の知識を復習する形になりましたが、

簿記3級を完璧にしてから簿記2級に挑むのも素晴らしい選択だと思います。

どちらの方法を取るかは好みによりますが、簿記2級をとる場合は、結果的に簿記3級の知識は完璧になるでしょう。

まとめ

簿記3級はテキストでしっかりと学習すれば、独学で合格可能です。

試験勉強では、しっかりと手を動かして問題に慣れておきましょう。

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