私は昔、初めてのオブジェクト指向言語としてJavaを勉強しました。
オブジェクト指向の言語は、他の形式を採用する言語に比べて独特の概念があり、その理解に少し時間がかかります。
この記事では、オブジェクト指向の概念のイメージや、オブジェクト指向を採用しているJavaの勉強方法についてご紹介します。
Javaとは?
Javaは、昔から現在まで長年に渡り人気のプログラム言語です。
処理速度も速く、ライブラリ(便利なコード群。部品みたいなもので、楽にシステムを作れるようになる。)も充実しているため、今も需要がとても高いです。
また、Javaではオブジェクト指向と呼ばれる考え方を採用しています。
Javaをマスターするにあたり、オブジェクト指向の勉強からは逃れられないでしょう。
Java以外にも、C#やPython、Rubyなど、数多くの言語でオブジェクト指向が採用されているため、Javaでオブジェクト指向を勉強しておくと、その後にも必ず生きてきます。
オブジェクト指向とは?
オブジェクト指向とは、コードの一部をオブジェクトと見立てて処理をさせる考え方です。
オブジェクトというのは、「データを持つ」ことと「処理を行うこと」ができる概念を表しています。
例えば、ゲームのキャラクターをイメージしてみてください。
ゲームのキャラクター「主人公A」は、体力というデータと所持金というデータを持っています。
また、「主人公A」は、敵を攻撃することや、アイテムを使うことができます。
「主人公A」や他の「村人B」のようなデータの保持や処理ができるオブジェクトを定義し、そのオブジェクトに処理を行わせることで、「ゲーム」や「戦闘」などに対応するシステム全体の処理を動かしていきます。
ちなみに、オブジェクト指向の他には、手続き型言語や関数型言語が存在します。
オブジェクト指向は他の考え方の言語に比べ、特殊な再帰処理(繰り返し処理みたいなもの)やデータの定義がしやすいです。
おすすめの勉強方法
Javaの勉強は、2つのフェーズに分けられます。
まずは「基本文法」の勉強、次に「オブジェクト指向」の勉強です。
基本文法の理解
まずはプログラミングの基本文法を理解しましょう。
画面への文字出力、条件文、ループ文、配列、データ型定義、メソッド定義、再帰処理が分かるようになればOKです。
スクールに通わず自力で勉強する人は、後に紹介する本を一冊持っておくと良いでしょう。
勉強方法としては、文法を理解し、実際に手を動かしていく作業を繰り返します。
写経のように書き写すだけでも効果はあるため、本に書いているコードは必ず自分でも実行してみましょう。
プログラミングは、手を動かさなければ何も身につきません。
オブジェクト指向の理解
オブジェクト指向の考え方、実装方法を勉強しましょう。
オブジェクトに処理を行わせたり、継承やポリモーフィズム、カプセル化がわかるようになればOKです。
勉強方法は基本文法と同じです。
まずは文字ベースで理解し、次に手を動かして自分のものにしていきます。
テキストは、基本文法で言っていたものと同じです。(次に紹介します)
この一冊で基本文法とオブジェクト指向の両方が網羅されています。
おすすめのテキスト
この一冊は激推しで、一般的にも最も人気の本です。
例がわかりやすく、オブジェクト指向の概念がとても理解しやすいです。
Javaの特に難しいところがオブジェクト指向であるため、ぜひこの本でマスターしてください。
ちなみに、実は私はこの本を2冊持っています笑
(流石に2冊目は自分で買ったわけではなく、会社で配られました😇)
Amazonでの商品情報は右のリンクから(Amazonのサイトへ飛びます)→スッキリわかるJava入門
独学の注意点
プログラミングが初めての人は「挫折」に注意してください。
Javaに限らず、プログラミングは挫折する人が非常に多いです。
その理由は「楽しくない」や「難しい」です。
以下の記事にて、プログラミング初心者に勧める勉強方法をまとめてみたため、合わせて読んでみてください。
まとめ
Javaは処理速度が速く、ライブラリも豊富であることから、現在も需要が高い。
Javaはオブジェクト指向言語であり、基本文法だけでなく、オブジェクト指向の概念の勉強も必要である。